大晦日の夜、ランタンの光をたよりに雪の中を黙々と歩いていくとおくまん様です。静寂の中神前で新年をお迎えください。
年明けと同時に若水汲みの神事を行います。汲み役と供え役の二人の男性が今年一番に組んだ水を神前に供えます。新年一番の若水には延命長寿の御利益があるといわれ、江戸時代は新庄藩谷地代官所で開かれる新年の茶会で使用されたといわれています。
その後祝詞を奏上してこの一年が良い年となるようにお祈りします。
続いて初飴まきがあります。当たり飴を拾った方には縁起物をさしあげます。
ふもと雪祭当日午後6時頃から、楯地区八幡神社境内でおさいとうを行っています。熱々の甘酒をご用意しております。
旧暦1月19日は地区内春日神社の例祭です。この例祭が終わると徐々に春の日差しが射してきます。
旧暦1月25日は神まいりという年中行事があります。女性たちが神社に参拝し、神前にお菓子をたくさんお供えします。またこの日は花納めといって神社内に団子木を飾る風習もあります。だんご木を奉納されたい方はどうぞおいでください。また神社では神まいりと同日に一年の豊作を祈る祈年祭を行っています。当日は神社までの道路が除雪されますが、正月同様道幅が狭く駐車場も5台程度ですので、お気をつけておいでください。
4月25日は天神様の御例祭です。出店が建ち並び地区内外からの参拝客で賑わいます。この時期になると湯野沢ではようやく雪も完全に消え桜の花も咲き、田植えの準備が始まります。あまてんじんさまといわれ、田植えにとって恵みの雨がよく降ります。
また、天神様の例祭に合わせて児童安全祈願祭もとりおこないます。神前に通学路や遊び場などでの安全を祈願する祝詞を奏上し学業成就のお守りと呼び子の付いたお守りをお渡しします。
5月初旬に山菜取り安全祈願祭を行います。神前に山に入ったときの安全を祈願し、万が一のときに役に立つよう、呼び子のついたおまもりをお渡しします。
人が知らず知らずのうちに犯した罪やあやまち、心身のけがれをはらい清めるための神事で、毎年6月末と12月末の2回、全国の神社で行われています。6月の大祓を「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」といい、大祓詞奏上後、茅の輪を3回くぐってから「形代(かたしろ)」という紙人形で身体をなでて息を吹きかけ自分の罪けがれを移し、海や川などに流して罪穢れを祓います。
熊野神社の御例祭はかつては6月23日と9月23日の2回でした。現在は神社庁から献幣使をお迎えして9月23日に行われています。例祭後秋の山菜採り安全祈願祭を行います。9月、湯野沢では1日に荒敷稲荷神社例祭・天満神社風祭、戦没者慰霊祭、15日前後八幡神社例祭、19日に三島稲荷神社例祭が行われます。
30日午後1時に天満神社境内にて古札焼納祭を行います。一年間お護りいただいた御札を浄火でおたきあげします。御札以外のお守りや縁起物もお焚き上げしますが古い神棚など大きなものをお持ちの際は事前にご相談ください。
大晦日午後11時30分頃、熊野神社で「大晦日(おおつごもり)の大祓」を行います。夏越の大祓と同じく大祓詞奏上後「形代(かたしろ)」という紙人形で身体をなでて息を吹きかけ半年間の罪穢れを祓います(茅の輪くぐりはありません)。